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ボランティア

 Mさんの話の中で
「ボランティアに来た方の中で5日間ずっと、山本山のゴミ処理に従事してくれた方もいた。
ボランティアに来たら、市民から”ありがとう”の一言を聞きたいと思っても
決して不思議ではなく当然だと思いますが、市民に”ありがとう”も言われることもなく、
市民に会うこともなく働いて帰っていったという方もいるんです!」
という説明がありました。

講演を聞いていた市民の方は驚いたようでした。
私はよくぞ言ってくれた!と思いました。
私もそういう人に出会い、今でも忘れる事ができない人の一人になっています。

10月末のある日、私はサンラックおぢやに用事があって出かけました。
そこで、ボラセンの状況を少し垣間見て、
”やばい!ここには小千谷市民が殆どいない!(職員は普通にいましたが)”
それによって滞っていたり、無駄になっていることがいかに多いことか!と知りました。

例えば、町名が読めない。
例えば「真人町」。
市民なら即「まっと」と読み、どの辺りかも分かります。
歩いていけるのか、バスがあるのか、いや?まだバスは通れてないかも?
などなど、すぐ判断をし、次へ次へと行動できます。

でも、県外の方だと、まず地図読みでつまづきます・・・。
そこに行き着くにものすごい時間と、他の方の労力とエネルギーを費やします。
地図読みの場所に、一人小千谷市民がいてくれたら
それだけでどんなに簡単に済むことか!
そんな事があっちでもこっちでも起こっていたのです。

事務所に行くと、同じことが起きていました。
そして、そこに1ヶ月前にあった「BE GOOD CAFE」のスタッフを見かけ
声をかけ、思いを伝えると、
「今の話を皆の前でして欲しい!あなたみたいな人を待っていた!」と言われ
話をしました。

感謝の気持ちと共に、
「市民がいないことで滞っている事、困っていることがあるように感じました。
市民性も理解しているので、私をどんどん使ってください」みたいな事を言いました。

会議が終わるや否や、一人の若者が私の腕をつかんで
「捕まえました!放しません!仲間(友達だったかな?)になってください!」と言ってきました。
まっすぐな目をしていました。

彼は大学生で、広報の副リーダーをしていました。
ずーと悩んでしました。彼だけでなく全員が・・・。
沢山のボランティアが来ているのに、あがってくる需要が少ない・・・。
ボラセンの存在を知らない人が多いのと、
知っていても「もっと大変な人がいるから自分は自分で何とかせねば!」という人が大半・・・。
でも、明らかに困っている人は沢山いる・・・。
作業に行きたい!でも、本人からの要請があがってこないと行くことは出来ない・・・。
ローラー作戦といって、こちらから需要を探して助ける事をしていた
他市町村はあったけど、小千谷は許されていない・・・。

そんなジレンマを抱えながら
日中は作業、夕方から夜中までは機関紙「がんばろって小千谷」を作成したり
話し合いを重ねたりしていました。

そんな彼がある日
「僕は行く場所を見つけました!最後の日まで毎日そこに行きます」と言うのです。
そこは、山本山の市民の家の前の広場にできたゴミの山でした。



小千谷市が発行する市報にも掲載されました。青い服が彼です)

当時、焼却場は壊れたまま機能してなく
ゴミはどんどん山本山にきていて、日に日に山は大きくなり、増えていきました。
腐敗した生ゴミなどを市外県外から来た収集車に投げ入れる作業は
時に嗚咽しながら、吐きながらの作業でした。

分別されていないゴミを分別したり、
危険物を撤去したりもしていました。
私も仲間とその作業に参加しました。
そこで「殆どの市民はこの現状を知らない。
この惨状を知ったら全員とは言わないが、努力する人が多いのでは?」
「生ゴミは仕方ないとしても、今すぐ出す必要の無いものが、ここぞとばかりに捨てられている」
「家が倒壊したり、壊さざるを得ない人は仕方ないけど、そうでない人は努力すべきだ」と思いました。

事実、近所の方は普段でも出さない物を大量に出していました。
しかも数十メートル先のゴミステーションに持っていくのが大変で
車に何回も乗せて・・・。
皆がそんなことしたら、ステーションには置ききれないし
収集車がきても乗せ切れなくて混乱するだけなのに・・・。

私は「市民が知るべきだ!それこそ広報に載せればいい!小千谷市民はそんなに馬鹿じゃない!
この山本山の現状を知ったら悲しむ人も沢山いると思う」と主張しました。

でも彼は「市民には教えたくない!僕らが頑張ればいい事です。
市民の皆さんには1日でも早く落ち着いた生活に戻ってもらいたい。
家の中が片付いて、少しでもホットして貰えたらそれでいい!
そのためなら、こんなことは大した事ではないです」と言うのです。

ありがたくて、ありがたくて心を打たれました。
こんなにも思ってくれて胸が一杯になりました。
今でも、この時の事を思い出すと胸が詰まります。

でも私は
「それでも市民として知りたい!努力したい!」と主張しました。
この話は平行線のままでしたが、今でも心から感謝の気持ちで一杯です。

そして、とうとう彼が帰る日が来ました。
泣きそうな私・・・。ニコニコ笑う彼・・・。
「また来てね!いつでも待ってる」という私に
彼は「当分きません!(きっぱり)
   でも、山本山のスキー場が再開したらスノボしに来ますね!また!」
と、言って別れたっきり1度も連絡を取っていません・・・。

本当は連絡したい!でも、スキー場閉鎖しちゃったし・・・。
あんなにきっぱり言われたら・・・。

でも、「会いたいよ〜〜!」って恋する乙女みたいな心境じゃない?
たしか丁度一回り違って、同じ干支で同じ誕生日で同じ血液型だったよね。
他人とは思えないから、いつか必ず会えるよね!?

| tomo | 18:10 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
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Comment
このような立派な方がいたことに胸が熱くなりました。
また、小千谷に来てくださると良いですね。
ブログの内容と違いますが、11月22日、23日に新潟市体育館等にて、「いま『協同』を拓く2008全国大会」が開催されることを管理人さんはご存知でしたか?
http://kyodo-net.roukyou.gr.jp/2008/index.htm

私は今日知ったのですが、管理人さんが興味をお持ちの農業と食に関するテーマ、地域起業のテーマなどが話し合われるみたいです。小千谷市も後援しています。HPを見るとなかなか面白そうですね。これからの小千谷の地域おこしに役立ってくれればと思いました。
Posted by: Y.U |at: 2008/11/20 3:42 AM
お初でございます♪
おはようございます、外資系メタボのジョーです。宜しく御願い致します。
初雪で寒い朝ですね!!お体ご自愛ください。それでは、また♪
Posted by: ジョー |at: 2008/11/20 6:33 AM
とっても、とっても考えさせられる話です。当時、市の広報誌の写真を見てボランティアの人だという話を聞いたたときは、私もすこし頭をガツンとやられた気になったことを思い出します。この彼との話を私の住んでる町のボランティアセンターの人にも伝えます。
Posted by: やぶっち |at: 2008/11/20 9:58 AM
ボランティアの文章を読んで改めて、考えさせられる事しきりです。
私は、避難所の管理をしていたので、この様な状況を全く知らずに過ごしてしまいました。町内会長として必要に迫られてやっただけなのに、今でもあの時の事を褒めてくれるお年寄りがいます。それにいい気になっている自分。私なんて、この人たちに比べれば・・・。

避難所では、寝泊まりだけして朝食を食べ、仕事に行き昼上がりをして食事を食べ仕事に行く。協力は何もしない。そんな人もいました。

人間ていろんな種類の人がいますね。
Posted by: カルロス |at: 2008/11/20 10:22 AM
Y.U さん
そうなんですよ〜。
本当に立派な方が沢山いました。
しかも若い人が多かった。
今の若者は・・・と言われがちですが、まだまだ日本の若者は素晴らしい人いっぱいで、
世の中捨てたもんじゃない!と思いました。

大会のHPみました。
面白そうですね〜〜。盛りだくさんだし!
でも、また風邪ひいてしまって・・・。


ジョーさん
先日はありがとうございました。
いい出会いになるといいですね!


やぶっちさん
いつもありがとうございます。
現場には市の職員の方も1〜2人おられて
やはり、ボランティアさんには
格別なるありがたい思いをお持ちのようでした。
彼のように陰ながら支えてくれた方が沢山したと思います。
心から感謝の気持ちで一杯です。
そして、4年たった今でも復興へと向けた取り組みに支援してくださる
やぶっちさんにも感謝の気持ちで一杯です!

カルロスさん
町内会長だったんですか〜!?
それだけで、大変だったと想像しますが、想像を超える大変だった事でしょうね・・・。
褒めてくれるだけの事をしたってことですよね!
旦那は当時副会長でその後2年連続で町内会長して色々奔走したけど
最後はある1部の老人に叩かれてましたよ・・・。
引き受けてがいなくて懇願されて切望されてやって、喜ばれていたはずなのに・・・。1部の人以外は良く思っていてくれるのが救いですけど
ちょっと悲しいですね。

本当に色んな人がいますよね。
でも、周りの人も必ず見ていて
分かってますよね。
もう昔の事だし
あれこれとは誰も言わないけど、
心の奥底に「あの人はこういう人」って
各印押してみている節があります。
でも、それでいいのかな?とも思います。
やれる人がやれる事をやれれば・・・!?
必ず神様か仏様か太陽かが見てくれていますから?
って、宗教じゃないですよ(笑)




Posted by: tomo |at: 2008/11/20 12:02 PM








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